【高校生でもわかる】短期金利と長期金利の違いをやさしく解説!

政治経済

「短期金利」と「長期金利」って聞いたことはあるけど、正直よくわからない…。
そんな高校生のあなたのために、この記事では短期金利と長期金利の違いをわかりやすく解説します!
テスト対策や、将来のための金融知識としても役立つ内容になっています。

そもそも「金利」ってなに?

まずは基本から。

金利とは、お金を借りたときに支払う利子の割合のことです。

たとえば、友達に1万円を借りて「来月には1万100円にして返してね」と言われたら、100円が利子です。
このときの金利は1%(=100円 ÷ 1万円 × 100)になります。

金利には短期金利と長期金利の二種類があります。

短期金利とは?

**短期金利(たんききんり)**は、期間が1年以内の金利のことです。

銀行間で行われる「無担保コールレート(オーバーナイト)」にかかる金利です。

主に使われるのは、以下のような場面です。

  • 銀行がほかの銀行に一時的にお金を貸すとき
  • 中央銀行(日銀など)が経済をコントロールする
        🔍 無担保コールレートとは?【超かんたん解説】

無担保コールレート(むたんぽコールレート)とは、
銀行同士が、超短期間(主に1日)お金を貸し借りするときの金利のことです。

  • 「コール」とは → 呼びかける(=すぐ返してもらう)という意味
  • 「無担保」とは → 担保(保証)なしで貸し借りしていること
  • 「レート」とは → 金利のこと

つまり、「無担保コールレート」とは、

👉 担保なしで1日だけお金を借りたときの金利です。

短期金利の特徴

  • 経済政策(金融政策)でコントロールしやすい
  • 日銀が利上げ・利下げをすると、すぐに影響が出る

長期金利とは?

**長期金利(ちょうききんり)**は、期間が1年以上の金利のことです。

長期金利は債券市場において決定されます。

  • 国が発行する「国債」(こくさい)の10年もの金利が挙げられます。

債権は株式と同じように市場で売買できます。

長期金利の特徴

  • 景気の見通しや、物価の変化に影響を受ける
  • 市場(マーケット)の動きによって決まることが多い

✅ まとめ

  • 政策金利は、日銀が景気や物価を調整するために決める短期的な基準金利
  • 国債の金利(長期金利)は、市場(投資家)が将来の景気やインフレをどう見るかによって決まる。
  • つまり、政策金利は「今」の経済を、国債金利は「未来」の経済を映している。
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